10月5日にスタートした私たちのクラウドファンディングが、本日で39日目、ちょうど折り返し地点を迎えました。

「お祭り中止」という波乱の幕開けから、アクセスが伸び悩んだ焦りの日々、そして地道な活動の中でいただいた数々のご縁…。 決して平坦ではなかった、激動の前半戦。

私たちが何に悩み、何に支えられ、どのようにして今日まで歩んできたのか。その全てを、この場を借りて率直にご報告させてください。

① 報道の場でクラウドファンディング開始を宣言<プレスリリース>
プロジェクトが始まる直前、私たちは長浜市役所で記者会見を開かせていただきました。
集まってくださった記者さんたちを前に、「私たちがどのような想いで、この1300年の歴史を未来へ繋ぐプロジェクトに臨んでいるのか」を、自分の言葉で精一杯語りました。 この歴史の「舞台」を守りたい、その一心でした。

② 試練の幕開け。「小谷城戦国まつり」の中止
10月5日、私たちのクラウドファンディングが幕を開けました。 本来であれば、例年全国から多くの歴史ファンが詰めかけ、熱気に包まれる「小谷城戦国まつり」の会場から、華々しいスタートのご報告をさせていただくはずでした。

しかし、悪天候のためお祭りは「中止」。
全国の皆様に直接、「本堂再建」への想いを届けられる最高の機会を失いました。

クラウドファンディングは「初めの1週間で9割が決まる」と言われる中、これは本当に大きな、大きな試練です。 「これからどうなってしまうんだろう…」 目の前が真っ暗になるような思いでした。

それでも私たちは、SNSに「小谷寺は本堂再建を諦めない」と決意の投稿をしました。
すると、その投稿に、本当に多くの皆様から温かい応援コメントが寄せられたのです。

③ 絶望の中の希望…!開始1週間で80万円突破

「祭りの中止」という試練の中、私たちを救ってくださったのは、皆様のお力でした。 皆様のおかげで、開始からわずか1週間で、60名もの方々から 800,000円という、本当に、本当に温かいご支援をいただくことができました。

目標達成率にして16%。 絶望的な状況から一転、最高のスタートダッシュを切ることができたのです。 あの時いただいた皆様からの「頑張れ」の声とご支援が、どれほど私たちの力になったか分かりません。

④ 「伸び悩み」の焦りと住職の言葉
しかし、スタート時の勢いから一転、ページへのアクセス数・支援数が伸び悩んでいた時期もありました。 メンバー一同、内心では焦りを感じていました。

「このままでは、目標達成は難しいかもしれない…」

そんな不安が頭をよぎった瞬間があったことも事実です。
そんな時、小谷寺の安田住職が私たちに「大丈夫。これは長い挑戦です。慌てず、長い目でみましょう」と穏やかに声をかけてくださり、私たちはハッとさせられました。

そうなのです。 私たちが挑んでいるのは、浅井長政公やお市の方が祈りを捧げたこの場所の、1300年という遥かなる歴史を未来へと繋ぐ、壮大な挑戦です。 目先の数字に一喜一憂するのではなく、この歴史のバトンを未来へ渡すその日まで、皆様と心を一つにして着実に歩み続けることこそが大切だと、改めて気づかされました。

⑤ 広がるご縁。地元・長浜での協業

気持ちを新たにした私たちに、とても嬉しい出会いがありました。 私たちの活動拠点である「長浜」が舞台となる映画『ジモトループ』の堤真矢監督と、じっくりお話しさせていただく機会に恵まれたのです!

長浜のお店で、クラウドファンディングの事も含め、熱く語り合いました。
『ジモトループ』のPVには、私たち小谷寺にとってもゆかりの深い、河毛駅にある浅井長政公・お市の方様像や、小谷寺のすぐ近くの小谷神社なども映っています。 地元で頑張る「仲間」との出会いは、私たちに大きな勇気をくれました。

⑥ 地道に支援の輪を広げる活動
住職の言葉を胸に、地道なところから私たちは「今できること」を全力で取り組んできました。

■協力を求めて、大津市比叡山坂本のお店へ

大津市「松風庵」様へプロジェクトの輪をさらに広げるため、長浜を飛び出し、大津市の比叡山坂本へ。 薬膳料理の名店として知られる「松風庵」様を訪問させていただきました。店主の濱田様に本堂の窮状と私たちの想いをお話ししたところ、深くご賛同いただき、チラシの設置を快く引き受けてくださいました。

■ 安土でのチラシ配り

本堂再建の想いを直接お伝えしたく、近江八幡市安土町で開催された「戦国ディスカバリー」のオープニングイベントにもお邪魔しました。

多忙な日々の中、時間を割いて駆けつけてくれたプロジェクトメンバーたちとチラシ配りを決行しました。 ただ「この貴重な歴史の舞台を後世に残したい」という情熱だけを胸に、少しでも多くの方にこの想いを届けようと声を張り上げました。

■SNSで返礼品をPR

私たちのプロジェクトでは、ご支援くださった皆様へ、心からの感謝を込めて、この小谷の地と私たちの想いが詰まった返礼品をご用意させていただいております 。

ただ、文字や写真だけでは、その品物に込めた私たちの「情熱」や「背景にある物語」を十分にお伝えしきれていないのではないか、と感じていました。

そこで返礼品一つひとつの魅力や背景にある想いを「動画」でお届けする動画を作成しました。

⑦ 各界から届いた、熱い応援メッセージ
私たちの地道な活動や、皆様の応援・拡散のおかげで、歴史界や文化・芸術界からも熱い応援メッセージが届くようになりました。

・直木賞作家の今村翔吾先生

・30年前に『見仏記』にて小谷寺を訪れてくださった、いとうせいこう様

・あいち戦国姫隊の「茶々様、お市の方様」

・石田三成になりきり、フォロワー22万人の人気インフルエンサーとして活躍されているZIBU殿

応援してくれる方はプロジェクトの拡散もしていただくことができ、多くの方に当寺のクラウドファンディングを知ってもらうことができました!

⑧ 「最後のご開帳」を全力PR

クラウドファンディング挑戦期間中、本堂再建と関わる「重大なイベント」がありました。

それは、今あるこの本堂で、御本尊様のお姿にお会いできる「最後のご開帳」

300年の歴史を刻んできた現在の本堂。
安田住職は、いつも私たちに語りかけます。 「300年の歴史を刻んできた、この“今ある本堂”の姿を、本格的な再建工事が始まる前に、どうか一人でも多くの方に、その目に焼き付けてほしいんです」と。

その言葉通り、住職はこの“最後のご開帳”に、並々ならぬ想いを懸けて行動されました。

プロジェクトメンバーも、一人でも多くご開帳に来ていただけるようPRに励みました。
SNSでは、浅井長政公や浅井三姉妹がモデルの「小谷寺キャラクター」と一緒にPR活動を行い、「SNSを見てご開帳来ました」と遠方の方に言っていただけるようになりました!

⑨ 200万円達成!皆様への感謝と、後半戦への決意

ありがたいことに、前半戦までに支援額が200万円(達成率40%)に到達しました!
その前の週には、1週間だけでも30名の方から37万5千円ものご支援をいただき、本当に様々な方面から温かい応援をいただいていることに、胸が熱くなる思いでした…!

一方で、私たちの挑戦は、まだ道半ばです。 皆様からいただいたこのバトンを、私たちは必ず未来へ繋ぎます。 浅井長政公やお市の方が祈りを捧げたこの場所の、1300年の物語を次の1000年先へと引き継ぐため、第一目標500万円に向け、後半戦も全力で走り抜けます。

どうか引き続き、この歴史的な挑戦の「仲間」として、私たちと未来を創ってください。 皆様の温かいご支援、そして情報の拡散に、お力添えいただけますと幸いです。

私たちの想い、そして小谷寺の未来に共感いただけましたら、どうかご支援をお願いいたします。


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